こんにちは。
今回は、いつもシャーペンのレビューをしている僕が、2021年本当におすすめしたい製図用シャーペンをランキング形式で紹介していきます。
- デザイン性
- 書きやすさ
- グリップの持ちやすさ
- ノック関連
- コスパ
以上5つの観点を5点満点で点数をつけた際の総合評価となります。
なお、色味ができる限り実物と同じになるように、写真を一部加工しています。
No.1
パイロット-S20
デザイン性 ☆☆☆☆☆
書きやすさ ☆☆☆☆☆
グリップ ☆☆☆☆
ノック ☆☆☆☆☆
コスパ ☆☆☆
見事1位に輝いたのはパイロットの木軸製図用シャーペンS20です。
コスパはあまり良くありませんが、それに見合うほどの品質。
木軸でのこだわりで、デザイン性は満点。
少し重めですが、低重心で製図用シャープペンシルならではの書きやすさです。
クリップがとても短めで、位置を自分で調整できるのも、書きやすさ満点に繋がっています。
グリップは少し滑りますが、使い込んでいく内に艶が出てきて、滑りにくくなるので星4つとしました。
ノックの音や感触も非常に高級感があり、非常に安定して芯が供給できます。
ワンノックあたりの芯の出る長さは、約0.45mmとほぼ平均的です。
キャップ部分のみプラスチックでできていて、統一感が欠けているのが残念なポイント。
詳しいレビューは下のリンクで読むことができます。
パイロットの製図用シャープペンシル S20 をレビュー! - さかなの呟き。
No.2
プラチナ万年筆-プロユース
デザイン性 ☆☆☆☆☆
書きやすさ ☆☆☆☆☆
グリップ ☆☆☆☆
ノック ☆☆
コスパ ☆☆☆☆
2位は、プラチナ万年筆の製図用シャープペンシル、プロユースです。
価格は約1500円と少し高め。
シルバーよりもブラックの方が数百円高いのが気になるところです。
なんとつま先から頭のてっぺんまで全てアルミ製。アルミ製のシャーペンは僕の中ではかなり貴重です。
そして、表面のみを酸化させる「アルマイト加工」が施されていて、艶消しの高級感のある仕上がりになっています。
この艶消しの品質がマジで良いです。1度店に行って見てみてほしいです。
(プラチナ万年筆はシャーペンメーカーとしてそんなに有名ではないので、お店にないかもしれません。)
アルミ製らしい「カチッ」とした独特の書き心地が非常に癖になります。
クリップの長さはS20とほぼ同じか、それより数mm長いくらいです。
グリップは溝が比較的少なめで滑りやすいので実質星3つですが、アルミの削り出しで出来ていてこだわりが感じられたので、星4つとしました。
唯一気になった「ノック」。
ノックした時に中で金属が擦れる感じの心地良くない音がします。
また、ワンノック当たりの芯の出る長さが0.6mmと長過ぎで調節がしづらいです。
よって、星2つとなりました。
このシャーペンの最も注目すべきポイントは「アルミボディ」です。
僕が持っているシャーペンの中で最もデザインが良いと思っています。
もしあなたがこのシャーペンを買うならブラックが圧倒的におすすめです。
総合評価では惜しくも2位となりましたが、実はS20よりも推してます。(笑)
下のリンクから、詳しいレビューが読めます。
プラチナ万年筆の製図用シャープシル プロユース 0.3をレビュー! - さかなの呟き。
No.3
ステッドラー-925 35 03
デザイン性 ☆☆☆☆☆
書きやすさ ☆☆☆☆
グリップ ☆☆☆☆☆
ノック ☆☆☆
コスパ ☆☆☆☆
3位は、日本でも人気のある、ドイツの筆記用具メーカー「ステッドラー」のシャーペンです。
1990年発売当時から、デザインがほぼ変わっていないベストセラーです。
色はブラック、シルバー、ホワイト、ナイトブルーの4種類で、ホワイトは0.5mm芯のみの販売です。
Amazonで購入すればそこまで高くないですか、色やモデルによって高かったりするので星4つとしました。
925シリーズはたくさん種類があって少しわかりづらいので、過去のレビューを載せておきます。
深みのある青に銀色のロゴがとても映えます。
また、ペン先の細くなっていくデザインが個人的に最も気に入っています。
よってデザインは満点。
あまり低重心ではなく、そして重いので手が疲れます。よって、星4つ。
クリップの長さはプロユースと全く同じでした。
比較的キメの細かいローレット加工のグリップでほぼ滑りません。よって、満点です。
ノックが低評価となった原因は、「個体差が大きい」ことです。
個体によってノックが柔らかかったりバネが強めだったりしてあまりにも個体差が大きく、当たりハズレがあるので星3としました。
また、ワンノック当たりの芯の出る長さが0.5mmとそこそこ長く、こちらも星3の原因となっています。
日本のメーカーとの技術力の差がでてしまっているかなと感じています。
技術力の差と言えば、塗装も少し甘いかなと感じています。
グリップの部分の色が剥げやすく、なんと購入時から既に剥げていました。
総合的に考えて、お店で自分の目で確かめてから買ったほうが良いシャーペンだと思います。
デザイン性 ☆☆☆
書きやすさ ☆☆☆☆☆
グリップ ☆☆☆☆
ノック ☆☆☆☆☆
コスパ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
なんと言っても一番凄いポイントは「コスパの良さ」です。
500円とは思えない品質の高さで、ノックの感触も非常に安定しています。
ワンノックは0.35mmと短めで、非常に扱いやすいです。
ぺんてるは、製図用シャーペンにおいてこの「ノック」にかなりこだわっているようですね。(公式サイトにも掲載されています)
全体のプラスチック部分の色ムラがあり、デザインは星3ですが、それ以上にコスパが良すぎて文句が言えません。
軽量かつ低重心、そして僕が持っているシャーペンの中で最もクリップが短く、下記やすさは満点。
全体として、ぺんてるの技術力の高さが伺えます。
グリップが星4になった原因は、滑りやすさです。
何かわからんけど滑ります。原因不明です。ローレット加工されてるのに。
このシャーペンは、製図用シャーペンを買ったことがない方に強くおすすめします。
こちらも、下のリンクで詳細が読めます。
コスパ最強のぺんてるの製図用シャープペンシル グラフギア500をレビュー! - さかなの呟き。
No.5
ぺんてる-オレンズメタルグリップ
デザイン性 ☆☆☆☆☆
書きやすさ ☆☆☆☆
グリップ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ノック ☆☆☆☆☆
コスパ ☆☆☆
5位は、ぺんてる オレンズメタルグリップです。
こちらは、2世代目となっています。
1世代目と比べてグリップ部分が大きく進化しています。
ぺんてるによると、「点ではなく面で支える」グリップなのだとか。
このグリップが本当に凄いです。全く滑りません。また、面で支えられるので指が痛くなりにくいです。
価格は約1000円と筆記用シャーペンにしては高いですが、その価値は十分にあると思います。
全体のデザインも、見てすぐに「ぺんてるのシャーペンだ!」と分かるお洒落なデザイン。
芯が折れない機構の為に、ノックが深めに設定されていますが、安定しているので特に言うことはありません。
書きやすいと言えば書きやすいのですが、パイプが紙に擦れて文字が少し薄くなったり、消しゴムで消えにくくなるのが難点。
もう1つ注意点としては、軸やグリップの色が剥げやすいことですかね。
詳しいレビューは下のリンクにてお読みください。
芯が折れないシャーペンの代名詞 オレンズ(メタルグリップ二世代目)をレビュー! - さかなの呟き。
はい、今回は以上です。
ここでは紹介できませんでしたが、プラチナ万年筆のプロユース171もおすすめです。
https://rsakana.hateblo.jp/entry/2021/08/18/152611
最後までお読み頂き、ありがとうございました。